南紀白浜のパンダ(平成22年2月)17 [初恋のパンダ♡幸浜]
平成20年2月訪問、二日目。
いよいよ閉園時間が迫ってきました。
賑やかだったパンダランドにもお休みが終わるほろ苦い空気が漂い始め、人気(ひとけ)が
少なくなる日曜の夕方、しかしこの日は多くの方が幸ちゃんの日本で過ごす姿を目にしっかり
焼き付けようと、屋外運動場に集まっていらっしゃいました。
そんな気持に応えてくれるかのように、
幸ちゃんは運動場で、凛々しく成長した肢体を惜しげなく見せてくれました。
あんなにちっちゃかったのにな・・・
2007年1月(幸ちゃん1歳半、屋外デビュー当時)
幸ちゃんを大好きになってからのこの4年間は本当にあっという間でした。
もし幸ちゃんを知らなかったらパンダさんと出会うチャンスもなく、いったいどうやって
今日まで過ごして来たのか・・・想像すら出来ません。
初めて幸ちゃんに会いに行く準備が整い、ちゃっかりフレンドリーツアーに参加できる
事になったあの冬、その日を待つ一日一日さえ過ぎていくのが惜しく感じられました。
出発の当日、部屋の窓から降りしきる雪を見て、当時飛行機に乗る事など1年に一度あるか
ないかだった私は「もうだめだ、これじゃあ飛行機が飛ばないよっっ」と、いい歳をして
泣きました。
涙で滲んだ雪景色は今でもはっきりと覚えています。
すぐに気を取り直し、そうだ、遅くなってもいいから陸路(新幹線&くろしお)で行こうっ!
と思った途端、雪に弱いのは飛行機だけでない事を思い出し、どうやったら夕方のツアーに
間に合うように白浜まで行けるのか途方にくれていた時、初訪問に同行してくれた妹からの
「飛行機は飛ぶと思うけど、リムジンだと渋滞が恐いから電車で行くね」という私の心配とは
次元の違う旅慣れたリアクションにどれくらい安堵したかわかりません。
(今さらだけど、ありがとう)
そして、無事に梅梅さんと過ごす小さな幸ちゃんに会う事ができました。
小さなお尻をふりふり歩く幸ちゃんに魅了され、また、隆ちゃん秋ちゃんの
とびっきり楽しいコンビに心を奪われ、まんまるくて可愛い独身時代の良ちゃんの
激しいパフォーマスに度肝を抜かれた私は、夢のような二日の間にすっかり
パンダさんに夢中になっていました。
そして現金なことに、行きはちょっとした雪(今思えば)に「飛行機が飛ばないよー」と
めそめそしていたくせに、帰り便を待つ空港レストランからアドベンチャーワールドを
みつめ「よしっ次は一人でも来れるぞ!」と、どこから来たのかわからない妙な自信に
満ちていました。(我ながら恥ずかしく微笑ましいです)
以来、ご家族連れやカップルさん、お友達グループで賑わうアドベンチャーワールドに
一人で怪しくお邪魔し、なるべく風景に溶け込むように心がけながらパンダさんを
観覧させてもらうようになりました。
また、そんな私の白浜への熱狂ぶりに、始めは「行きたいケド遠いよ〜〜」と尻込み
していた親しい友人達が興味を持ってくれ、一緒に訪問する機会も得ました。
ユーモラスで可愛いパンダファミリー、そしてまだ産まれて2ヶ月足らずだった
愛ちゃん明くん。筵(むしろ)の上でうごうごしている天使のよう彼らを前に
夢中になっていた彼女達を見て、本当に嬉しい気持になりました。
その後、パンダランドでお目にかかった方とご挨拶させていただくようになり、
ブログを通して親しくしていただく方に出会い、もともと特定の人としか付き合いの
なかった私の世界が二重、三重にと広がりました。
そんな事、幸ちゃんは知らないよね〜〜(笑)
でもね、きっと私のような方がたくさんいらっしゃると思うヨ♪
小さな頃、幸ちゃんをなかなか可愛く撮れなかった私。
ヘンテコなお顔ばかりする幸ちゃんにイラっとする事もありました(反省)
でも、そのうち幸ちゃんが面白いお顔をするのは、幸ちゃんと一緒に産まれた
小さな赤ちゃんを失った梅梅お母さんをなぐさめ、笑って欲しかったからかな?
なんて思ったりして。
お母さんのお腹の中で一緒に過ごしてきた弟とのお別れが、一番寂しかったのは
きっと幸ちゃんなのに・・・
そんな健気な妄想がやまないのは幸ちゃんがもつせつなさのせいでしょうか?
幸ちゃんは、長く生きる事ができなかった小さな弟の分まで元気に成長し、そして
たくさんの人に幸せを与えてくれました。
幸ちゃんの旅立ちが近づくにつれ、日本と中国での報道を目にし、改めてその存在の注目の
高さを思い知る事になりました。
すぐそこでフンフン鳴いていた、お鼻が長く、利発なお目めをしたパンダさん。
幸ちゃんって、この上なく可愛いだけでは飽きたらず、実はとんでもなく稀少で世界的に
エグゼクティブな存在だっったんだね!
今更気付いちゃったよ(笑)
幸ちゃんが希望すれば、きっとどんな著名な人にだって会えるんだろうな〜
私だったら、誰に会いたいかなぁ・・・(えへへ)
でも、幸ちゃんはそんな小さな器ではなく、最後まで会いに行く誰にでも同じように
接してくれました。
時々は「あ〜、やっぱり若い子の方が好きなのね〜」なんて、やきもきしちゃった事も
あったけどね(笑)
きっと中国まで、会いに行くからね。
幸「 幸ちゃんのこと、みつけてくれますか? 」
ぜったいみつけるよぉー
だから、幸ちゃん、いっぱい食べて、いっぱい寝て(笑)・・・
お母さんからもらった綺麗なおりぼんをいつも きゅっ と結んで、お父さんにもらった
大切な長いお鼻をごしごし磨いて待っていてね。
美味しい笹と清らかな水、愛情あふれるスタッフさん方と万全の飼育体勢、
そんな素晴らしい環境で4歳半まで過ごした幸ちゃん。
私にとってはそれが幸ちゃんの全てなように感じてしまいますが、幸ちゃんの人生は
これからが本番。
白浜で過ごした「白くて小さくて長めな幸ちゃん」が第一章であるとするならば、
これから成都では「幸ちゃんの青春」「幸ちゃんの愛情」と第二章、第三章が待っていて
「虹の谷の幸ちゃん」、そしていつかは「幸ちゃんの娘 幸子(仮名)」なんて(笑)
そのストーリーはいつまでも綴られていきます。
幸ちゃんの未来も見守らせてね。
3月の旅立ちの時、散々ぐずぐずしたのに・・・
またここにきて湿っぽくなってしまいすみませんでした。
成都基地で活躍する幸ちゃんの事を本当に嬉しく思っていたのに自分でも不思議です。
それだけパンダランドで会う事とはまた別に、ブログの中で幸ちゃんとお話しする時間が
私にとって大きかったんだと思います。
あまりにも独りよがりで恥ずかしいです(><)
二日目の午後の幸ちゃんと心の会話(妄想)が出来なかったのは、その時の気持を
ものすごく鮮明に覚えているからだったんだと思います。
いつもは「 かわいーーっ 」「 やった、白目ゲット!」等、とにかく可愛さに
萌えつつ勢いで撮っているので、撮影時の自分の感情は後になると消えてしまっているの
ですが、この日は残された時間の少なさに焦る気持ちと、
「ああ、これで一旦お別れなんだ…」というどうしようもない喪失感が画像の一枚一枚に
鮮明に刻まれているんです(><.)
普通に生活している中では元気いっぱいなのですが、いざブログを更新しようと
アルバムを眺めてみると・・・別れが辛い小説を読んでいるように悲しい世界に
連れ戻されてしまいました。
ついさっきまで大笑いしてお菓子を食べたりしていたのに・・・
そんな私の不安定な感情で、ご覧頂いた方に悲しい想いをさせてしまって
すみませんでした。
今後はまた楽しく、元気が出るような記事でパンダさんをご紹介して行きたいと
思います♪
未熟ゆえ、またときどきは湿っぽくなってしまうブログですが、今後もパンダさんが
大好きなお仲間としておつきあい頂けましたら嬉しいです。
幸ちゃんが出発した日、中国の新聞に書かれていたフライト時間をたよりに会社(千葉市)の
屋上から成田方面を眺めてみました。
天候や風向きによって、たくさんの飛行機が見えるこの空も、この日は手強い雲に覆われて、
遠くゴーっというエンジン音だけが聞えてきました。
幸ちゃんの便はどの音かなぁ・・・
いってらっしゃい
ばいばい、またねっ
※明日はお休みし、金曜日(6/25)はとれとれムービーをご紹介する予定です。
いよいよ閉園時間が迫ってきました。
賑やかだったパンダランドにもお休みが終わるほろ苦い空気が漂い始め、人気(ひとけ)が
少なくなる日曜の夕方、しかしこの日は多くの方が幸ちゃんの日本で過ごす姿を目にしっかり
焼き付けようと、屋外運動場に集まっていらっしゃいました。
そんな気持に応えてくれるかのように、
幸ちゃんは運動場で、凛々しく成長した肢体を惜しげなく見せてくれました。
あんなにちっちゃかったのにな・・・
2007年1月(幸ちゃん1歳半、屋外デビュー当時)
幸ちゃんを大好きになってからのこの4年間は本当にあっという間でした。
もし幸ちゃんを知らなかったらパンダさんと出会うチャンスもなく、いったいどうやって
今日まで過ごして来たのか・・・想像すら出来ません。
初めて幸ちゃんに会いに行く準備が整い、ちゃっかりフレンドリーツアーに参加できる
事になったあの冬、その日を待つ一日一日さえ過ぎていくのが惜しく感じられました。
出発の当日、部屋の窓から降りしきる雪を見て、当時飛行機に乗る事など1年に一度あるか
ないかだった私は「もうだめだ、これじゃあ飛行機が飛ばないよっっ」と、いい歳をして
泣きました。
涙で滲んだ雪景色は今でもはっきりと覚えています。
すぐに気を取り直し、そうだ、遅くなってもいいから陸路(新幹線&くろしお)で行こうっ!
と思った途端、雪に弱いのは飛行機だけでない事を思い出し、どうやったら夕方のツアーに
間に合うように白浜まで行けるのか途方にくれていた時、初訪問に同行してくれた妹からの
「飛行機は飛ぶと思うけど、リムジンだと渋滞が恐いから電車で行くね」という私の心配とは
次元の違う旅慣れたリアクションにどれくらい安堵したかわかりません。
(今さらだけど、ありがとう)
そして、無事に梅梅さんと過ごす小さな幸ちゃんに会う事ができました。
小さなお尻をふりふり歩く幸ちゃんに魅了され、また、隆ちゃん秋ちゃんの
とびっきり楽しいコンビに心を奪われ、まんまるくて可愛い独身時代の良ちゃんの
激しいパフォーマスに度肝を抜かれた私は、夢のような二日の間にすっかり
パンダさんに夢中になっていました。
そして現金なことに、行きはちょっとした雪(今思えば)に「飛行機が飛ばないよー」と
めそめそしていたくせに、帰り便を待つ空港レストランからアドベンチャーワールドを
みつめ「よしっ次は一人でも来れるぞ!」と、どこから来たのかわからない妙な自信に
満ちていました。(我ながら恥ずかしく微笑ましいです)
以来、ご家族連れやカップルさん、お友達グループで賑わうアドベンチャーワールドに
一人で怪しくお邪魔し、なるべく風景に溶け込むように心がけながらパンダさんを
観覧させてもらうようになりました。
また、そんな私の白浜への熱狂ぶりに、始めは「行きたいケド遠いよ〜〜」と尻込み
していた親しい友人達が興味を持ってくれ、一緒に訪問する機会も得ました。
ユーモラスで可愛いパンダファミリー、そしてまだ産まれて2ヶ月足らずだった
愛ちゃん明くん。筵(むしろ)の上でうごうごしている天使のよう彼らを前に
夢中になっていた彼女達を見て、本当に嬉しい気持になりました。
その後、パンダランドでお目にかかった方とご挨拶させていただくようになり、
ブログを通して親しくしていただく方に出会い、もともと特定の人としか付き合いの
なかった私の世界が二重、三重にと広がりました。
そんな事、幸ちゃんは知らないよね〜〜(笑)
でもね、きっと私のような方がたくさんいらっしゃると思うヨ♪
小さな頃、幸ちゃんをなかなか可愛く撮れなかった私。
ヘンテコなお顔ばかりする幸ちゃんにイラっとする事もありました(反省)
でも、そのうち幸ちゃんが面白いお顔をするのは、幸ちゃんと一緒に産まれた
小さな赤ちゃんを失った梅梅お母さんをなぐさめ、笑って欲しかったからかな?
なんて思ったりして。
お母さんのお腹の中で一緒に過ごしてきた弟とのお別れが、一番寂しかったのは
きっと幸ちゃんなのに・・・
そんな健気な妄想がやまないのは幸ちゃんがもつせつなさのせいでしょうか?
幸ちゃんは、長く生きる事ができなかった小さな弟の分まで元気に成長し、そして
たくさんの人に幸せを与えてくれました。
幸ちゃんの旅立ちが近づくにつれ、日本と中国での報道を目にし、改めてその存在の注目の
高さを思い知る事になりました。
すぐそこでフンフン鳴いていた、お鼻が長く、利発なお目めをしたパンダさん。
幸ちゃんって、この上なく可愛いだけでは飽きたらず、実はとんでもなく稀少で世界的に
エグゼクティブな存在だっったんだね!
今更気付いちゃったよ(笑)
幸ちゃんが希望すれば、きっとどんな著名な人にだって会えるんだろうな〜
私だったら、誰に会いたいかなぁ・・・(えへへ)
でも、幸ちゃんはそんな小さな器ではなく、最後まで会いに行く誰にでも同じように
接してくれました。
時々は「あ〜、やっぱり若い子の方が好きなのね〜」なんて、やきもきしちゃった事も
あったけどね(笑)
きっと中国まで、会いに行くからね。
幸「 幸ちゃんのこと、みつけてくれますか? 」
ぜったいみつけるよぉー
だから、幸ちゃん、いっぱい食べて、いっぱい寝て(笑)・・・
お母さんからもらった綺麗なおりぼんをいつも きゅっ と結んで、お父さんにもらった
大切な長いお鼻をごしごし磨いて待っていてね。
美味しい笹と清らかな水、愛情あふれるスタッフさん方と万全の飼育体勢、
そんな素晴らしい環境で4歳半まで過ごした幸ちゃん。
私にとってはそれが幸ちゃんの全てなように感じてしまいますが、幸ちゃんの人生は
これからが本番。
白浜で過ごした「白くて小さくて長めな幸ちゃん」が第一章であるとするならば、
これから成都では「幸ちゃんの青春」「幸ちゃんの愛情」と第二章、第三章が待っていて
「虹の谷の幸ちゃん」、そしていつかは「幸ちゃんの娘 幸子(仮名)」なんて(笑)
そのストーリーはいつまでも綴られていきます。
幸ちゃんの未来も見守らせてね。
3月の旅立ちの時、散々ぐずぐずしたのに・・・
またここにきて湿っぽくなってしまいすみませんでした。
成都基地で活躍する幸ちゃんの事を本当に嬉しく思っていたのに自分でも不思議です。
それだけパンダランドで会う事とはまた別に、ブログの中で幸ちゃんとお話しする時間が
私にとって大きかったんだと思います。
あまりにも独りよがりで恥ずかしいです(><)
二日目の午後の幸ちゃんと心の会話(妄想)が出来なかったのは、その時の気持を
ものすごく鮮明に覚えているからだったんだと思います。
いつもは「 かわいーーっ 」「 やった、白目ゲット!」等、とにかく可愛さに
萌えつつ勢いで撮っているので、撮影時の自分の感情は後になると消えてしまっているの
ですが、この日は残された時間の少なさに焦る気持ちと、
「ああ、これで一旦お別れなんだ…」というどうしようもない喪失感が画像の一枚一枚に
鮮明に刻まれているんです(><.)
普通に生活している中では元気いっぱいなのですが、いざブログを更新しようと
アルバムを眺めてみると・・・別れが辛い小説を読んでいるように悲しい世界に
連れ戻されてしまいました。
ついさっきまで大笑いしてお菓子を食べたりしていたのに・・・
そんな私の不安定な感情で、ご覧頂いた方に悲しい想いをさせてしまって
すみませんでした。
今後はまた楽しく、元気が出るような記事でパンダさんをご紹介して行きたいと
思います♪
未熟ゆえ、またときどきは湿っぽくなってしまうブログですが、今後もパンダさんが
大好きなお仲間としておつきあい頂けましたら嬉しいです。
幸ちゃんが出発した日、中国の新聞に書かれていたフライト時間をたよりに会社(千葉市)の
屋上から成田方面を眺めてみました。
天候や風向きによって、たくさんの飛行機が見えるこの空も、この日は手強い雲に覆われて、
遠くゴーっというエンジン音だけが聞えてきました。
幸ちゃんの便はどの音かなぁ・・・
いってらっしゃい
ばいばい、またねっ
※明日はお休みし、金曜日(6/25)はとれとれムービーをご紹介する予定です。
2010-06-23 15:32