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ふぉんちゃん物語(*^^.*) [中国・パンダ旅行]

本日はちょっぴり懐かしいお話し...

初めての中国旅行で出会った可愛い男の子パンダの、その後のお話しを
ご紹介したいと思います。


2006年9月、まだパンダさんを大好きになって1年もたたない、初心者マークが
青々しかった頃...
新人ながら里親祭りにちゃっかり参加させていただき、臥龍、碧峰峡のパンダ基地に
お邪魔する機会をいただきました。


初めての訪問の上、次回いつまた参加できるかわからない切羽詰まった私は、
どこに行っても全力で観覧(笑)
碧峰峡では雨が強くなる中もしぶとく撮影を続け、とある運動場で美しい小さな
パンダさんに会いました。


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雨の中、可愛く遊んでいた男の子。


DSC00530.JPG
ぬいぐるみを抱っこしたり、


DSC00541.JPG
櫓(やぐら)の上に運ぼうとする姿がとっても可愛く、印象深かった
ふぉんちゃん(仮名)です。

(ご参考)
中国四川省のパンダ 16(平成18年9月)
http://sato-8.blog.so-net.ne.jp/2006-10-10

中国四川省のパンダ 17(平成18年9月)
http://sato-8.blog.so-net.ne.jp/2006-10-11


当時伺ったお話しでは、野生下で生まれ保護された二歳の男の子。



DSC00548.1.jpg
二歳にしては小柄に思えたその姿に、野生の過酷さと、そこで生き延びて
きた彼の生命力を神々しく感じたことを覚えています。


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このぬいぐるみは、可愛い赤ちゃんパンダを抱っこしていましたね♪


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隣人であるお兄さん(仮定)が大好きなようで、


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右へ左へくっついて歩いていました(*^^*)


とっても印象に残ったパンダさん。

いつかまた会えたらと願っていたのですが、その後、碧峰峡を訪問する
機会はあったものの、お名前もわからず、私のリサーチ力では彼のその後を
到底知りうることができませんでした。


それがなんとっ!!

中国のパンダさん事情に詳しいLさんより、ふぉんちゃんの最近の様子を
伺う幸運に恵まれました☆


2004年の夏に生まれ、2005年3月に保護された白楊(バイヤン)くんで
ほぼ間違いないとのお話し。

最近のお写真も頂戴し(大感謝☆)、大きなお耳にスッとした鼻筋や
ツムジの雰囲気等、ふぉんちゃんの面影をたくさん感じることができて
大感激(*T^T*)


DSC00531.JPG

XazrMv5U.jpg

DSC00532.JPG

白楊(ふぉんちゃ ん)1.jpg


あの白く神々しかった小さなパンダさんが、今では何頭ものお父さんになって
いるそうで、臥龍パンダクラブの方が「毎日楽しく充実した日々を送っています」と
太鼓判を押してくださる嬉しい情報☆
(*TT*)Lさん♡本当にありがとうございます!!



そして、お名前を教えていただけたことで白楊くんの救出時の様子も
知る事ができました。


じとーっと検索して発見したのが
『白杨树上小“白杨”/ポプラの木の上の小さな白楊』という記事。


私なりの和訳、未熟な解釈なのでかなり怪しい部分もありますが、大きな
お心でおつきあいいただけましたら嬉しいです。

*** ** *** ** ***

2005年3月7日、宝興県永福郷にて降り積もった雪にパンダの足跡を
見つけた林業局の局員は、ポプラの木の上で縮こまっていた小さな
パンダを発見しました。

自然保護区ではパンダを見かけることが珍しくないため、特別な事情が
なければ不用意に驚かすことはせず、保護もしないのですが、
数日経ってもその子供パンダはほとんど動かず、母親が餌を与えに
来ている様子もないことから、3月12日保護すべきパンダと判断し
報告がされました。

保護された時、その子供のパンダの体重は12.5キログラムで、数日間
何も食べていなかったのか衰弱し、救助が遅れたら危険だったと思われる
状態でした。

その後、彼は「白楊(バイヤン)」と名付けられ、雅安にある中国パンダ
保護センター碧峰峡基地に送り届けられたとの事です。


生後7〜8ヶ月頃、何か事情があってお母さんのパンダさんとはぐれて
しまったふぉんちゃんは、こうして中国の林業局の方によって発見、
適切な判断で保護され、碧峰峡で立派な雄パンダに成長しました。

私が彼に会った2歳の頃は同年代のパンダさんより小柄だと感じましたが、
3歳時には90キログラムに達したそうです。(*^3^*)優ちゃん級?


そして...
白楊というお名前は、数日間ふぉんちゃんを守ってくれていたポプラの木の
中国名『白楊(ポプラ)』だったんですね(*^^.*)


今では何頭ものお父さんになったという白楊くん。
飼育下ではどうしても濃くなってしまいがちな血統に、今後大きく貢献を
してくれると思われます。

ふぉんちゃんのお母さん、そしてお父さん、
おじいちゃん、おばあちゃん...
貴方達が野生下で命をかけて繋いで来た一族の血統は、ふぉんちゃんによって
これから末永く繁栄していく事と思います。

そしてなによりふぉんちゃんは今日も穏やかに充実した一日を送っているそう
ですので、どうかどうか、安心なさってくださいね。


情報をいただき、貴重なお写真の利用までお許しいただきましたこと
Lさんには感謝の気持ちでいっぱいです(*^^.*)ありがとデス!


ブログを綴ることに少し迷いがあった今日この頃ですが、このような
嬉しいご縁に恵まれた今回。未熟な記事ではありますがパンダさんの
お話しを綴ってきた私にとびっきりのご褒美を頂いた気持です(幸♡)

またゆっくりと...、マイペースにはなりますが、大好きなパンダさんの
ことを書いていけたらいいなと思いますので、お時間のありますときに
またおつきあいいただけましたら嬉しいです。

さと八

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