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雑記 [雑記]

悲しいニュースが届いて3日が経ちました。

赤ちゃん誕生!の時は、来日した翌年、初めての交配の結果
こんなにスムーズに赤ちゃんが誕生したという事が嬉しさの反面
信じられず、時々思い出してはその予想外嬉しい出来事に幸せを
噛み締めておりました。

それは私の様な重度なパンダ好きだけでなく、私の周囲の人達も
赤ちゃん誕生を本当に喜んでいて...
1時間ほどで上野動物園に行く事が出来る事もあって、どんなに
混んでいても必ず会いに行くんだと皆一様に盛り上がっており、
いかに日本人がパンダさんを愛しているかを改めて知る機会に
なりました。

そして7月11日、
誕生すらまだ夢のようだった中、今度は赤ちゃんがシンシンちゃん
の温かな胸から天国に旅立ってしまったというニュースを信じる
事ができませんでした。

そのニュースを聞いた時は、あんなに元気だったのに、万全な
体勢の中でシンシンちゃんも赤ちゃんも元気に回復し順調だって
聞いてたのになんで...と、なにがなんだか理解ができませんでした。
なぜ、神様はあんなにも待ち望まれ愛されていた小さな赤ちゃんを
天国に連れていかれたのだろうと、あまりの無慈悲に何も信じられ
なくなりそうでした。

原因を聞いて、そういう事もあるのかと...
生きるためにお母さんのおっぱいを一生懸命飲んでいてそんな事が
起きてしまうなんて、なんてせつないんだろうと...
やりきれない思いでいっぱいになりました。
そして、改めてパンダさんの繁殖の難しさを思い知りました。


ただ赤ちゃんが不憫で不憫で...
ご関係者の皆様、そしてシンシンちゃんの事を心配する余裕すら
ありませんでした。

そんな私を覚醒させたのは...一部報道機関に対する憤りでした。

日々起きては忘れられていく喜、怒、哀、楽に彩られた出来事。
それらの報道の中で、都度その特需のために取材し原稿を綴る
マスメディアの方に対して、その影響力を鑑み、パンダさんの
件にとどまらずどうか細心の配慮をお願いしたい...

インターネットで得られる程度の常識的な歴史・経緯・現状に
対してもう少し勤勉であるべきだと思いますし、肩書き等に頼らず
恒常的に関心をよせている専門家への取材をお願いしたいです。
また国家間の別問題等へ作為的に導き、煽動するような記事構成は
絶対にして欲しくありません。

そしてご関係者には最低限の礼儀を...

次の日にはまた別のニュースにかかり切りにならざるを得ない
瞬間的な関心や感情で、365日懸命に携わっている人達を傷つけ
ないで下さい。

生意気を申し上げました。


初めての出産と育児、一生懸命すぎて力を使い切ってしまった
シンシンちゃんが赤ちゃんを手放した時、最初のピンチを
上野動物園のご関係者の方々は中国からみえている専門の
スタッフの方と協力し、フォローされたと聞きました。
素晴らしい事だと思いました。
ただ、その事を会見で発表する必要があるのだろうか...
というのがいうのが正直な気持でした。
それだけ注目され、新しい展開の発表を急かされていたのかも
しれません。

しかし、結果、一部で育児放棄という悲しい表現を使われて
しまう事になりました。
スタッフの皆様は、初めての出産にも関わらず迷う事なく胸に
赤ちゃんを抱き寄せミルクを与えたシンシンちゃんが被った
見当違いな不名誉を、出来るだけ早くに晴し、挽回してあげた
かったと思います。

それだけに赤ちゃんが再びお母さんと一緒に過ごせるように
なった事を誰よりも喜び、安堵されていた思われる、そんな
矢先の出来事...
本当に残念で無念だったと推察申し上げます。
何卒、思い詰め過ぎる事のありませんように...


困った時は幸ちゃん、そして明くんに問いかけてみる私。
幸ちゃん、この感情をどうしたらいいんだろう...
赤ちゃんもシンシンちゃんもスタッフの皆様も不憫で不憫で、
胸が張り裂けそうなんだよ。

幸ちゃんはただ穏やかに笑って
「 きっと、また会えますヨ 」 と言ってくれました。

そんな私の脳内幸ちゃんの楽観さが腹ただしくもありますが...
(幸ちゃんに責任はありません)
今は赤ちゃんが安らかである事を祈り、いつの日かまた元気に
この世に誕生してくれる事を信じて待ちたいと思います。

それまでずっとパンダさんの事を大好きでいるからね。


最後になりましたが、私は元気です(*^^*)
時々、一人思い出しては湿っぽくなっていますが、ほとんどの
時間を家族、友人、職場の人達と笑顔で過ごしています。
パンダさんに辛い出来事が起こるたび、遠巻きながら気遣い、
恐る恐る慰め、さりげなく励ましてくれる皆に感謝します(笑)
面倒くさい私でごめんなさい。

そして、ご心配いただきメッセージを頂戴しましたパンダがご縁の
皆様、そっと見守って下さった皆様。
温かなご厚情に感謝します。
歳はしっかり食っているのに、いつも心配をかけるばかりの私で
すみません。

来週にはまたブログで成都のパンダさん、そして恋しくて仕方が
ない白浜のパンダファミリーをご紹介したいと思っています。
いつからになるかわかりませんが、来週末あたりにまた覗きに
来て頂けたら嬉しいです。

先の生意気な文章については一読しましたらご放念いただけ
ましたら幸いです。

今週はご心配をおかけし、すみませんでした!

さと八



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