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ご報告 [雑記]

世間では三連休と盛り上がっていたこの週末。
地味に連休だった私は日曜日に上野動物園に行って参りました。

段取りが悪く出発が遅れてしまった上、お花選びに時間がかかって
しまい、上野駅に到着したのが15時47分。
入場が16時迄とのこと、慌てて動物園エントランスに向かいました。

ぎりぎりに園内に潜り込み、パンダさんの展示場手前で警備をされていた
方に献花台の場所を確認し、総合案内所の裏側、五重塔の前に設置された
献花台をみつける事ができました。


往路はとにかく入園可能な時間に到着出来るかが気がかりで、東京駅では
京葉線から山手線へ記録的スピードで乗り換え、上野駅の階段を先頭で
上がり、改札を出てからは駅へ向かう楽しそうなご家族連れ、カップルの
皆様のお邪魔をしながらたどり着いた動物園正門。

本来であれば赤ちゃんの事を偲び、お悔やみの気持を心の中で唱えて
入園するべきだったのですが、ぎりぎり間に合った安堵感、達成感で
いっぱいで、目的が果たせる幸せすら感じておりました。


しかし、係の方に丁寧にご案内いただき、いざ献花しようと思った瞬間、
どうしようもなく手が震え、その場にいる事が辛くて仕方なくなってしまい...
たくさんの方が供えられたお花の中に持参したお花をどうにか置いて、
手を一瞬合わせただけで逃げる様にその場を離れてしまいました。

献花台の横ではメッセージを綴る短冊等も準備されていたのに...

その場にもう少し長く居たらみっともなくしゃがみ込んでしまいそうで...
またしても、どうしようもなくうろたえてしまいました。


亡くなってしまった赤ちゃんが、
赤ちゃんを失ってしまったシンシンちゃんとリーリーくんが、
そしてご関係者の皆様のご無念、悲しみが、
不憫で仕方がなかったはずだった第三者的な感情が
その時初めて自分自身の辛さ、悲しみとなって表に出てしまったようです。


好天の笑顔いっぱいの動物園。
いい歳をしたおばさんの涙など迷惑でしかないので、落ち着くまでの
少しの間、五重塔の下、往来の少ない場所で鳥さん達を眺めて過ごす事に...

涙というのは体内のストレス物質を流し出すという話しを聞いた事が
ありましたが、有り難い事に私にも効果があったようです。どうにか気持が
落ち着いたところで、献花台の見える場所からもう一度、心を込めて...
この場所に駆け付ける事が出来なかった方の分まで手を合わせて参りました。


動物園を出る直前、お仕事が終わったアルバイトさんでしょうか、
若い女の子お二人がそれぞれに用意した花束を手に献花台に向かう姿に
胸が熱くなりましたが、涙は出ず、幸せな気持で見送る事ができました。

そして、帰りは遠回りして帰ろうと、たくさんの方で賑わう公園内を
歩いているうちに元気になりました。


リーリーくんに会おうと思えば会えたのですが...
この日はそのまま帰って来ました。

次回はリーリーくんに会いにまた上野に行きたいと思います。

なんだか、小学生の作文みたいですね(笑)


次回は成都基地訪問を再開します。


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